みなさん、久しぶりにTOEICを受験しますか? どんなテストか忘れてしまっていないでしょうか。
この記事は直前になって、こんな悩みを持つ方必見です!
- 何も対策してない!どうしよう!
- そもそも、どんなテストだったっけ?
- 最低限のテクニックだけ知りたい!
この記事ではTOEIC直前(できれば前日)に確認したいTOEICのテクニックについて紹介します。
私はTOEICを今まで3回受験しましたが、点数の経緯は780→(2年)→730→(3ヶ月)→920点です。
これらはすべて自分の意志で受けたわけではなく、学校や会社の都合で受験せざるを得なかったのです。
3ヶ月で730→920に上がったところ、気になりますよね。
ここではもちろん英語力そのものの向上を目指して勉強しましたが、集中して学んだ間にTOEICの試験としての癖や題材の偏りも感じました。
そこでこの記事では、そのテクニックを共有したいと思います。
この記事をオススメしたい人は
・TOEICスコア600~
・たまにTOEICを受験する人
・久しぶりにTOEICを受けるけどどんな試験だったっけ?な人
です。
英語の基礎は最低限出来ているけど、なんどなくTOEICを申し込んで(会社・学校の都合で受ける)しまった人。
いつの間にかTOEICの試験日が近づいてきて、何も対策しないまま前日の夜になりましたという人に読んでほしい記事です。
もう今更英語力の向上は諦めてるけど、TOEICはテストだからハックすれば50点くらい上がるでしょ!というノリで読んでください。
実際のところ、25点くらいは上がるように脳をTOEICに最適化させますよ。
それではPartごとにみていきましょう。
Part1
Part1の内容は、テキスト上の絵を説明する音声をとして適切なものを選ぶ問題です。
4択問題が6問あります。
公式サイトにサンプルがあります。
少し前のTOEIC受験者は10問だった記憶があるかもしれませんが減りました。
ここは簡単なことが多いですが、たまに難しい問題が出るのでそういうこともあるとあらかじめ覚悟しておくと試験中に凹まずに済みます。
文章が非常に短く文構造も非常に単純です。
しかし、意外と聞き取れないことがあるものです。
なにが聞き取れていないのでしょうか。
Part1では動詞の時制と態が聞き取れているか問われている
といっても過言ではないでしょう。
これを意識しているかどうかで聞く姿勢が随分と変わってきます。
特に以下の2つは意識しておくとよいです。
have been p.p. (完了している)ここでbeenはビンと短く発音されます。ビーンではありません。
be being p.p. (されている最中)ここでbeingはビーインと発音されます。
正直、beenやbeingの前のhaveとかhasとかisとかは聞き取ることが極めて難しいです。
beenとbeingの発音について意識してそこを聞き取るようにしましょう。
また、Part1では回答をあいまいにした単語がよく狙われます。
produce 農作物 例:リンゴが並べられている写真。
Appleって直接言ってる選択肢は×。
produceって言ってたら〇。
ingredient 材料 例:調味料が置かれている写真。
vehicle 乗り物 例:車が写っている写真。
この辺りは、もはやTOEIC慣れと言ってよいでしょう。
(ほかに覚えておくものがあればコメント欄等で教えてください)
Part2
Part2は、短い英語の音声のあとそれに応答する音声を選ぶ問題。
このパートだけ3択です。
公式サイトにサンプルがあります。
ここは質問文の1語目を全力で聞き取るのが大切です。
これはまあ、当たり前の話で、私は(皆さんも)これが出来なくて苦しむわけです。
(when?where?どっち言った?そもそもなんて言っているかわからん・・・)
しかし、1語目も聞き逃して呆然としているみなさん。
まだ救いがあります。
Part2には面白い癖があります。あいまいな回答や言い訳が答えになりやすい。
これは英語力と全く関係ない話ですが、結構使えるテクニックだと思います。
Not that I know of. 私の知る限りそうじゃない。(ノッザタイノゥァブみたいな発音)
Either one is fine. どっちでもOK。
こういうフレーズですね。
全部これが答えになるとは言いませんが、質問文が分からなかった場合は直接的すぎる答えよりも曖昧そうなものを選んでしまいましょう。
完全に運の3択の正答率も6割くらいにはなると思います。
否定疑問文については気にしないのが吉。
Part3,4
Part3は、2人または3人の会話を聞いて内容について正しいものを答える問題。
Part4は、1人の人物の少し長めの音声を聞いて内容について正しいものを答える問題。
こちらも公式のサンプルをまずは聞いてみてください。
Part3,4のテクニックはとにかくテキストの問題文の先読みです。
必ず先読みしてください。
絶対ですよ。
後半に図表がある問題があります。
これも必ず先に目を通しておいてください。
先読みが間に合わない?
それはTOEICリスニングの質問の英文すら理解できていないということです。
質問文のパターンは高々10くらいしかありません。
前日にTOEICのリスニング質問文を読み込みましょう。
過去問1つで70文くらいありますが、10パターンくらいしかないことが分かると思います
先読みするのは問題文だけでOKです。選択肢は読まなくて結構です。
4つのうち3つは嘘が書かれているわけですからね。
もちろん、選択肢まで読める方は読んでいただいて結構です。
そんな人はこのような直前のテクニックに頼る必要はないでしょうが。
Part3,4では一つの音声について、3つの問題が出されますが、3つ目の問題が読まれ始めたら次の問題文のテキストを先読みしましょう。
それが理想です。
ペースが崩れたら、3つ目の問題が読まれたところでリセットして、次に集中するのが吉です。
Part5
Part5は、短い文章の空所にふさわしい語句を選ぶ問題。
いわゆる文法問題です。
サンプルはこちらです。
Part5のテクニックは時間配分です。13:56がPart6に移動する目安。
Part5の問題の解き方自体にテクニックはあまりないと思います。
テクニックに頼るより、ここは時間も手間もかからず勉強できるPartなので会場への移動時間や試験開始直前にいくつか問題を解いておくことが大事です。
なにより大事なのは時間配分です。
TOEICは13:00に始まってリスニングパートが大体13:46に終わります。
Part5にかける時間は10分程度が適切だと思います。
したがって13:56がpart5終了の目安です。
Part5はあまり時間をかけても点数が上がらないことが知られています。
分からなかったり迷った問題は先送りにするか適当に塗りつぶして、次のPart7に時間をかける方が得策です。
どうせ、900点くらいを狙うのでなければPart7の時間が足りないはずです。
Part6
Part6は中くらいの長さの文章を読んで、単語、文章を穴埋めする問題です。
一つの文章につき、3つの単語埋め問題、1つの文章埋め問題があります。
サンプル問題はこちら。
Part6のテクニックは文章をすべて読む、空所部はPart5並みの精度、それ以外は流し読みすること。
Part6は空所を埋めるだけなので、ついつい空所周辺だけ読んで答えたくなる誘惑にかられます。
しかし、これはTOEIC運営の思う壺です。
かならず全文読みましょう。
流し読みでOKです。
文脈をしっかりと理解しないと解けない問題が多くあります。運営としてはせっかく長文を用意しているのですから当然でしょう。
また、小さいテクニックとして、
文の穴埋めが前半(1)または(2)にある場合は後半まで読んだ方が簡単に解ける場合が多いので、迷わず飛ばしましょう。
Part7
Part7は長文を読んでその内容に関する問題に対して正しい回答を選ぶ問題と長文中の空欄のうちどこにある一文を入れるのが適切か選ぶ問題があります。
長文は2つまたは3つに分かれており、複数の長文をチェックしないと回答できない問題も多くあります。
サンプルはこちら。
Part7でできる直前の対策は文章の挿入位置を決める問題は[2]で文章を確認すること。
空所は[1]~[4]までありますが、[2]で挿入する文を確認するのが一番のおすすめです。
[1]では文章を見ない。
[2]で見る。→[1]か[2]だったらラッキー
[3]入ればラッキー
[4]アンラッキー
くらいのノリがおすすめです。
他の文章の内容に関する問題もいろいろと細かいテクニックはあると思いますが、どれも簡単に覚えられるものではないと思います。
Part7はそもそも最後で疲れていますし、この記事のこともすっかり忘れていると思いますので、文章挿入問題の解き方のルールだけで十分だと思います。
まとめ
英語力の本質とは全く関係ないTOEICのテクニックに関する情報ですが、いかがでしたか。
再度確認ですが、
この記事のおすすめ読者は
・TOEICスコア600~
・たまにTOEICを受験する人
・久しぶりにTOEICを受けるけどどんな試験だったっけ?な人
です。
英語力アップの必要がある人はしっかりと取り組んでくださいね。
以上、最後の確認事項でした。
久しぶりに受ける方は、読むだけで50点くらいアップできるのでは?
それでは試験本番、GOOD LUCK!
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